加齢と骨

背景
スポンサーリンク

加齢による骨量の減少

 加齢とともに骨量が減少するというのは聞いたことがあると思います。いわゆる骨粗鬆症です。一般的に、男性は身体機能の低下(例えば腸からのカルシウム吸収効率の低下など)や男性ホルモンの減少が原因となり、女性は閉経に伴う女性ホルモンの著しい減少が原因となります。特に、女性の骨粗鬆症は閉経後骨粗鬆症と呼ばれ、超高齢化社会を迎える日本において、非常に問題視されています。

骨とは?

骨とは身体を支える役割や内臓の保護など非常に重要な組織です。
骨密度、という言葉は一度は聞いたことあるかと思います。
簡単に言うと骨の強さを表す指標です。

 左のグラフに示す通り、骨密度(骨量)は男女ともに20代でピークを迎えます(最大骨量, Peak Bone Mass)。
 女性は、閉経を期に、全身の骨量の減少が大きくなります。これは女性ホルモンであるエストロゲン量が減る事と相関します。
 骨量がある程度下がると、骨粗鬆症になります。骨粗鬆症とは、骨が減って脆くなり、骨折しやすくなる病気です。痛みなどはありませんが、転倒などにより骨折しやすくなります。特に背骨、手首、太ももの付け根が骨折しやすく、高齢者の骨折は、寝たきりにつながってしまい、非常に危険です。

寝たきりなどで、運動量が減少すると、骨量はさらに減ります。骨量だけでなく筋肉量も減少していくため、いつまで経ってもなかなか歩けないということになってしまいます。歩けないので寝たきりに・・・と悪循環に陥ってしまいます。
この先、ますます高齢者の増加が見込まれる日本において、病院のベッド数や医師数には限りがあるため、できるだけ骨を丈夫にして、骨折しないよう予防することが大事になってきます。

骨を丈夫にするためには?

~10代までの骨事情
上のグラフのように、若いころは骨量が大きく増加していきます。しっかり骨量を増やしておくと、最大骨量も増加し、骨粗鬆症になるほどに骨量が減ってしまう時期も大きく延ばす事ができます。
20~40代までの骨事情
20代で最大骨量を迎えた後は、大きく増えることはなく、徐々に減っていきます。そのため、ここではいかに骨量を減らさずに維持するかが重要となります。女性の場合は、子供が産まれ、授乳する時期はエストロゲンの分泌量が減ってしまうため、注意が必要です。
50代以降の骨事情
身体機能なども徐々に衰えはじめるため、運動量も減り、カルシウムなどを摂取しても今までよりも効果が薄くなってしまいます。また女性は閉経後に骨量が大きく減少します。

以上が、各年代の骨事情です。
どうすれば骨は丈夫になるのか?に対する答えはどの年代でも同じです。
① カルシウムを摂取する。
世間的にもよく言われている通り、カルシウムの摂取は骨の健康に非常に重要です。ただし、過剰摂取は高カルシウム血症のリスクになるため注意が必要です。1日あたりの上限摂取量は2,500 mgで、だいたい1日700 ~ 800mg程度が推奨とされています。
② 
運動する
運動などによる負荷は骨にとって非常に重要です。例えば、宇宙飛行士は薬投与や運動をしないと、顕著な例では骨粗鬆症患者の数倍の速さで骨量が減少するケースがあったりします。寝たきりでも同様に骨量が減少していきます。運動のやりすぎは逆に疲労骨折などにもなりかねませんので、無理のない範囲で、運動(骨に負荷を与える)するのが大事です。

個人的には、やはり運動量(骨への負荷)が大事だと思っています。
もう20代じゃないから、と諦めず、少しでもいいから散歩したり運動したりで骨量(とともに筋肉量も)を維持するよう心掛けるのがいいかと思います。

↓↓↓今回の記事が参考になったら応援クリックをお願いします。


健康と医療ランキング
背景
スポンサーリンク
fatezcをフォローする
生命・健康科学者のモノローグ

コメント

タイトルとURLをコピーしました